ムロ智恵の備忘録

臨床検査技師の備忘録

腹部超音波検査(腹部エコー)とは?

 腹部超音波検査は、超音波を使ってお腹の中の臓器を観察する検査です。
体に害のある放射線を使わないため、妊娠中の方や子どもにも安全です。
リアルタイムで臓器の動きや血流を確認でき、痛みもなく、検査後すぐに日常生活に戻れます。

どんな臓器が見えるの?

 腹部エコーで観察できる主な臓器は次の通りです。

  • 肝臓:脂肪肝、肝炎、腫瘍などの確認
  • 胆のう・胆管:結石やポリープ、炎症の有無
  • 膵臓:腫瘍や炎症の有無
  • 腎臓:結石、腫瘍、腫れなど
  • 脾臓:大きさや腫瘍、血流の状態
  • 大動脈:瘤(こぶ)の有無
  • 膀胱:腫瘍、結石、残尿量

検査の流れ

  1. 上半身・下半身の衣服を少しゆるめて仰向けになります。
  2. お腹にゼリーを塗ります。(超音波を伝えやすくするため)
  3. プローブ(探触子)をお腹にあてて臓器を順に観察します。
  4. 必要に応じて息を止めたり、体の向きを変えたりします。
  5. 検査時間は約10〜20分程度です。

検査前の注意点

  • 食事制限:絶食(6〜8時間)が必要です。
  • 水分制限:少量の水はOKですが、炭酸飲料や乳製品は避けましょう。
  • 膀胱の検査がある場合は、尿をためておく必要があります。

まとめ

 腹部超音波検査は、安全で体への負担が少なく、早期発見に役立つ検査です。定期検診や症状があるときでなく、健康チェックとしても有効です。医師からすすめられたら安心して受けてみてください。

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